肝機能障害
肝臓の役割
・胆汁産生
・薬物、アルコールの代謝
肝胆道系酵素の上昇を見たら???
・肝逸脱酵素(AST/ALT)、胆道系酵素(ALP、γGTP、T-Bil)の確認
肝逸脱酵素の主な分布
AST/ALTは肝臓以外にも分布しています。→全身に分布!!!
AST→肝臓、心筋、骨格筋、腎臓、肺などに分布
ALT→ASTに比べて肝臓に多く分布しているので肝臓に特異的。
ALTが正常でASTのみの上昇では肝臓由来でない可能性が高い。
肝胆道系酵素上昇の鑑別
肝逸脱酵素の上昇(AST、ALT優位の上昇)
AST/ALT比:<1→急性肝障害 >1→肝硬変、アルコール性肝障害、筋障害、溶血
≧2→アルコール性肝障害 ≧3→アルコール性肝障害や肝虚血
AST、ALT優位:ウイルス性、アルコール性、薬剤性、代謝性、虚血、循環異常など
胆道閉塞、胆管上皮細胞障害、薬剤性など
追記していきます。